YAにおすすめする本

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

吉本ばななの文章は読みやすい。平易なのにとても瑞々しく、登場人物は生き生きとしている。
その中でもローティーンにおすすめなのはTSUGUMIかな。
吉本ばななの作品で一番好き。

 

はじめての文学 よしもとばなな

文藝春秋が出版している、「はじめての文学」シリーズ。
図書館でYAコーナーに置いてあることが多い。
若い読者に向け作者が自選したものなので一話一話ハズレがない(ように思える)。
このシリーズは単行本よりふりがなを増やし、大きな活字で書かれている。
最初から最後まで全部読まなくても良い。タイトルを見て気になったお話だけ読んでみるのも良いと思う。
面白いと思う作者、お話に出会うことができたら是非その作者の他の本も読んでもらいたい。
吉本ばななさんの巻末コメントが良かったのでリンクを貼る。
文藝春秋|はじめての文学|PICK UP

 

探偵伯爵と僕 (ミステリーランド)

2016年まで講談社が発行していたミステリーランドシリーズ。
「かつて子どもだったあなたと少年少女のための――」をコンセプトに、現代日本を代表する推理作家たちが書き下ろした。

七月に流れる花 (ミステリーランド)
そしてこのシリーズはデザインが素晴らしい。
全作品を祖父江慎がデザインしている。
図書館だと外側のカバーを外してあることが多いと思うので、一度書店で実物を見てみてほしい。
少々高かったけど、これを本棚に並べたい!という思いで中学生の時に買った記憶がある。
同じような動機で森博嗣スカイクロラシリーズも買った。鈴木成一の装丁も好き。
鈴木成一の装丁でティーン向けなのは島本理生の「クローバー」、豊島ミホの「檸檬のころ」かな。

 

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

森見登美彦の文章はクセがあるけれど、この本はティーンでも読みやすい。
映画化されてるので読書後に、読書前に観るのもおすすめ。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

カラフル (文春文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

映画化した作品を幾つか。
私が初めて読んだ小川洋子は「博士の愛した数式」だったので、その後に読んだ小川洋子色の強い話との温度差に驚いた。どちらも好き。

 

少女怪談

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)

【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された

彩乃ちゃんのお告げ

ティーンにも大人にもお勧めしたい私の好きな本。
好きな本はいくつでも思いつくし、絵本についても書きたいのでまた書く。